色ズレ・色ムラ箇所の特定がひと目でわかる
色の数値化により色管理が可能!!
従来の色管理の弱点・問題点を解決! 新しい色管理手法をご提案!
従来の「色」管理手法の問題点
従来の分光方式による測色計での色管理の弱点
1.測定範囲が狭い
2.数値データだけでは実際にどんな色なのかという色のイメージが浮かびづらい
その他の問題点
1.従来のカメラで標準となる色サンプルを撮影しても見た目とは微妙に違った色に写る
2.色サンプルそのものも時間の経過と共に褪色が進み元の色と違ってしまう
3.人によって見る色に対する感覚が異なる
PPLB-210の特徴
従来の目視・限度見本検査からの脱却が可能
1.微妙な色の違いも識別が可能
2.立体物の色物もOK
3.基準品(OK品)と、検査品を重ね合わせ、色の違いを領域ごとに、計測ならびに特色表示(カラーパッチ無しで絵柄全体での色比較・色管理が可能)
4.画像データは保存可能
→色データの集積やトレーサビリティの実現等にも貢献
→データの共有化で目視検査では避けられなかった個人差の問題や客先との判定基準のトラブル等の減少
従来の測色計との測定範囲の違い
左図の黄枠が2次元色彩計での測定範囲
青枠が従来の分光測色計の測定範囲
従来の分光測色計は測定範囲が一点のみのためベタな色しか測色出来ないが、2次元色彩計は
面で測定を行うため、広範囲での測定によりラメやメタリック感があるもの、模様同士での測色が可能
平均Lab値の差とは、検査画像の平均Lab値から基準画像の平均Lab値を引いた数値
CMYKの比率とは基準画像を100%にしたときの検査画像のCMYKの比率
CMYKの数値は検査画像に対するドットゲインのコントロール方向の目安となる。
数値がプラス→ドットゲインの濃度を上げる
数値がマイナス→ドットゲインの濃度を下げる
※平均Lab値の差/平均⊿EとCMYKの比率はボタンで切替表示
より詳細な項目は保存した画像を元に多角的に検査可能
2次元色彩計専用色解析ソフトRCViewを使用可能
S123, XYZ, xy, Lab, RGB, CMY CMYK, 色分布一致度 etc…
構成
・2次元色彩計RC-1200
・PPLB-210
・計測用PC
・カラーマネジメントモニタ
・高演色LED
スペック
仕様 | 内容 |
有効画素数 | 約1200万画素 |
有効面積 | 4112(h) ×3008(v) mm |
画素サイズ | 3.45μm×3.45μm |
ビデオ出力 | 12bit |
インタフェース | GigE |
シャッタースピード | 1/1000sec ~1sec |
画像取り込み時間 | 1.5秒以内 |
S/N比 | 60db |
レンズマウント | Fマウント |
本体サイズ | W100×D130×H100 (mm) |
重量 | 約1.5kg |
モニター | EIZO社製 ColorEdge シリーズ |
計測用PC | Windows10対応 |
環境条件 | 温度 動作時:10~35℃ 非動作時:-10~50℃ 湿度 動作時:20~80%(非結露) 非動作時:20~80%(非結露) |
約500万画素
⊿Eと色分布一致度による色管理
2次元色彩計で撮影した2枚の指定画像を専用ソフトにて解析、数百万ピクセルの色データから
平均⊿Eと色分布一致度を計算します。
・⊿E数値は色の違いを示しています。設定した測定範囲から基準品のLab値と検査品のLab値を
使って平均⊿Eを求めます。
・色分布一致度はxy色度図上に基準品の色度分布と検査品の色度分布を重ね合わせ、2つの色度分
布の体積の重なり合いの度合いをパーセンテージで表示しています。色度分布は色情報のほかに
テクスチャの情報を含んでいるため一致度の数値は色の違い(色相と彩度)とテクスチャの違い
(色度分布の形状)といった2種類の情報を反映しています。
平均⊿Eと一致度の2つの数値から、色の違いとテクスチャの違いを数値化することで目視検査では避けられなかった個人差の問題や、客先との判断基準のトラブル等を減らして、色の基準化や安定した色管理を行うことが可能となります。
Aの画像とBの画像を重ね合わせ、色分布の一致度と平均⊿Eを表示
タテヨコに分割し、それぞれのブロックごとに一致度と平均⊿Eを計測。一致度の計測結果は数値(%)で記載され、数値が小さくなるほど測定品の色が基準品の色と大きく異なることを提示。また平均Lab値の差や平均⊿E、CMYKの比率も記載されるため、色調整の目安となる。
測定範囲について
測定範囲はブロックごとに計測、測定範囲を画面上でいくつか設定し計測、全体を一括りにして計測というように、測定対象や場所に応じて範囲を設定することができます。
※測定範囲に表示されているL,a,b,Eとは⊿L,⊿a,⊿b,⊿Eであり、基準品と検査品の差を表示しています
色分布一致度とは
1.同じ領域内の色度分布をとる。
色度分布は測定した画像領域の各画素のxy色度座標ポイントを積み上げて2次元の統計データとしたもの。
2.統計データの色度分布の体積の重なり合いを色分布一致度として計算する。
この重なり合いの程度を最大100%(完全に一致)として
重なり具合を表した数値。これを 色分布一致度 としております。